やっと「夫婦の絆」のクライマックスの鍵になる発想が浮かび、
ストーリーが動き出した。
産みの苦しみが凄いのである。
１日目、2日目、全然面白いアイデアが浮かばなくて、途中で休載に
してしまえば、だんだん人は忘れていくさとか、ずるいことばっかり
考えたりもする。
こうしてダメになった漫画家も数知れないだろう。
だがわしは、もの凄い忍耐力を持っていて、土壇場の執念が超人的なのである。
会心のアイデアが浮かんだ時、良かった〰︎、わしまだ天才だった〰︎と歓喜する。
今、凄い美女が現れたら、シャンパンぬいてダンスしたいが、あいにく
一人ぽっちなので、ヤクルトをぬいて一気飲みした。
ヤクルト1000って本当に美味いね。
昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」（光文社）にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」（扶桑社）にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」（幻冬舎）にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。
